まほろまてぃっく

「まほろまてぃっく」(作:中山 文十郎/画:ぢたま 某)についての雑談です。

「まほろまてぃっく」は熱狂的なファンはいるものの、他の作品に比べて一般の知名度は低いと思います。

「どんな話?」と尋ねられても、何と説明すればよいのやら。

美少女アンドロイドがメイドさんとして活躍する、ほのぼのラブコメと思いきや、敵が攻めてきて、メイドさんは寿命を削りながら戦闘モードに……という、何とも不思議な作品なのですが、文章では伝わらないと思います。

この作品の面白さは、マンガを読むかアニメを観るかしないと分かりません(笑)。


「まほろまてぃっく」は北米版 DVD だけでなく、英語版コミックも発売されています。
値段は日本語版とあまり変わりません。

更に、ドイツ語版コミックもあり、いずれも日本の amazon で注文できますから、ご興味のある方はどうぞ。


「まほろまてぃっく」には、大江 千鶴子(ちづ)という、主人公の幼馴染みの女の子が登場します。

マンガ「まほろまてぃっく」作画のぢたま 某氏は、単行本第 1 巻のあとがきで、ちづのことを「俺の中の主役」と書いています。

私も、ちづが一番好きですね。


#3「墓ありて儚く」には、翻訳しにくい言葉・習慣・パロディがたくさんあります。

サブタイトルからして「はかアリてはかナク」だし、和食の数々や銭湯はともかくとしても、台詞「(居候)3 杯目にはそっと出し」やレレレのおじさんや矢吹 ジョーのパロディまでありますが、北米版(海外版)DVD の英語音声・字幕では、何の説明もなく素通りです(笑)。


#6「月下愁色」から、スラッシュが登場しています。

まほろさんの忠実な僕で、外見は黒豹……。
もちろん、「バビル 2 世」のロデムのパロディですね。

しかも、スラッシュの声優は、ロデムを演じた野田 圭一さん!
1973 年のロデムが、2001 年にスラッシュとして蘇る……。
んー、たまらん!!

英語版を見ている外国人には、野田 圭一さんはおろか、ロデムのパロディということさえ分かっていないことでしょう(笑)。
「バビル 2 世」も北米版があるにはありますが……。

アニメでは割愛されてしまいましたが、マンガではロプロスとポセイドンのパロディも少し登場します(ロプロス 4 コマ/ポセイドン 3 コマ)。

個人的には、ちづとスラりんの台詞を紹介できると嬉しい……。


「まほろまてぃっく」は 2001 年 10 〜 12 月に放送され、#12「いつか見た風景に」が最終回です。
単行本全 8 巻のうち、最初の 3 巻がアニメ化されました。

放送開始時点では 4 巻までしか発売されていなかったので、3 巻で終了は妥当なところですが、伏線が放ったらかしなので、非常に中途半端なところで終わっています(笑)。

4 巻以降は、「まほろまてぃっく 〜もっと美しいもの〜」として、2002 年 9 月〜 2003 年 1 月に放送され、こちらも北米版 DVD になっています。

約 1 年 10 ヶ月ぶりのアニメ化でしたが、マンガが月刊連載だったため、やがて追い越してしまいました。


「まほろまてぃっく〜もっと美しいもの〜」には、新キャラクターが何人か登場し、そのうちの 1 人が安藤 みなわです。

安藤 まほろとみなわの声優さんは川澄 綾子さんと清水 愛さん。
その二人が Ayako & Ai で"AA"(ダブルエー)というミニアルバムを 2005/10/8 に発売しました。

お二人は「この醜くも美しい世界」でもヒカリ/アカリ姉妹を演じているそうですが、私は見ていません……。