北米版（海外版）DVD と国内版 DVD を購入する場合の長所と短所を比較してみます。
1. 北米版（海外版）DVD 購入の長所
1.1 DVD そのものが安い
国内版 DVD は 5000 〜 10000 円するものがほとんどですが、北米版（海外版）DVD は 30 ドル前後のものがほとんどです。
この差は大きいですよね。
私は、国内版 DVD は一般発売されていないものか、レンタルビデオ屋には置いていないものしか買いません。
1.2 収録話数が多い
国内版 DVD は 1 枚に 2 話のみ収録は珍しくありませんが（中には 1 話 30 分のみなんていうのも！）、北米版（海外版）DVD は、4, 5 話収録が普通です。
狭い我が家では、北米版（海外版）DVD に軍配が上がります。
私は、特別仕様の BOX なんかかさばってありがた迷惑だなぁ、と思ってしまいます（笑）。
当然、枚数が少ないということは、個人輸入の送料も抑えることができます。
1.3 日本ではビデオ化のみで、DVD 化されていない商品もある
これは、おいおいご紹介することになるでしょう。
1.4 音声や字幕を日本語と英語で切り替えられることが多い
英語以外の外国語を学びたい方についても、現地の DVD を購入すれば楽しく学べます。
2. 北米版（海外版）DVD 購入の短所
2.1 リージョンコードが異なる
何と言っても最大の短所ですが、リージョンフリーのプレーヤーを購入することで、簡単に解決できます。
リージョンフリーのプレーヤーは、北米版（海外版）DVD だけでなく、国内版 DVD も再生できるので、DVD プレーヤーをお持ちでなければ特にお薦めです。
安い機種ならば 5000 円程度ですから、既に通常の DVD プレーヤーをお持ちでも、割と気軽に買えると思います。
リージョンフリーのプレーヤーと北米版（海外版）DVD を 1 枚買って、送料を入れても 10000 円程度です。
しかも、リージョンフリーのプレーヤーと北米版（海外版）DVD を 10 枚買っても 30000 円ちょっとというように、北米版（海外版）DVD を買えば買うほど、費用対効果が高くなります。
2.2 表紙のテーマが失われてしまうことがある
「カウボーイビバップ」は、国内版 DVD 全 9 巻を想定した表紙ですが、北米版（海外版）DVD は全 6 巻で全話収録しているため、少し物足りない印象を受けます。
2.3 購入に手間や時間が掛かる
フラッと入った駅前の CD 屋でポンと買うというわけには行かないので、それなりの手間やどんなに早くても 1,2 週間の時間は掛かります。
2.4 購入金額が大きいと、個人輸入でも消費税と地方消費税が掛かる
DVD の個人輸入の関税は無税ですが、商品価格が 10000 円以上だと、日本の消費税と地方消費税が課税されます。
例を挙げて説明しましょう。
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1 ドル 110 円のときに定価 35 ドルの DVD を 30 ドルで 3 枚買い、送料は 20 ドルだった。
通関時の為替レートは、1 ドル 120 円になっていた。
商品価格 = 30 ドル/枚 * 3 枚 * 120 円/ドル = 10800 円
商品価格 が 10000 円以上なので、商品価格の 60 % に対して消費税 4 % と地方消費税（消費税の 25 %）が掛かります。
| 消費税額 | = 10800 円 * 60 % * 4 % | = | 259 円 |
| 地方消費税額 | = 消費税額 * 25 % = 259 円 * 25 % | = | 64 円 |
この計算は目安とお考え下さい。
実際の計算では、100 円未満切捨てになります。
消費税以外に、通関手数料 200 円が掛かることもあります。
- 上の例では、購入から通関までの間に 10 円の円安が進みましたが、為替に変動がなかった場合はどうでしょうか？
商品価格 = 30 ドル/枚 * 3 枚 * 110 円/ドル = 9900 円
商品価格が 10000 円以下なので、消費税は掛からずに済んだのです。
商品価格が 10000 円以上でも、消費税が課税されないこともあります。
税関を非課税で通過するか、課税されたときに為替レートはどうなっているか、運次第の部分もあります。
注文を小分けにすれば、消費税を浮かせることはできますが、送料が割高になり悩ましいところです。
まぁ、送料や消費税を考慮しても、日本で買うよりは安いのですけどね。
2.5 海外通販で買う場合、多少の英語力が必要になる
注文だけならともかく、トラブルに巻き込まれたら、多少の英語力が必要になります。
（本・DVD を個人輸入した際に私が遭遇したトラブル）
2.6 海外通販で買う場合、クレジットカード払いが多い
円口座からの引落しだと、為替の変動により最終的な金額は明細が来るまで不明だし、知らず知らずのうちに、カード会社に見えない手数料も払うことになります（クレジットカードの為替レート）。
2.7 北米版（海外版）DVD は、国内版 DVD の 2,3 年後に発売されることが多い上、そもそも発売されるとは限らない
仕方ないのかなぁ。
3. 長所とも短所とも言えない点
3.1 画質は、北米版（海外版）DVD の方が良いこともあれば、国内版 DVD 方が良いこともある
これは、作品次第ですね……。
