クレジットカードにより、海外旅行の買い物や amazon.com などの海外サイトのネット・ショッピングの代金を支払うことがよくあります。
普通、日本人が持っているクレジットカードは円建てなので、口座から代金が引き落とされるときには、ドルやユーロなどの外貨から円への為替換算が行われます。
その際の為替レートがどうなっているか、ご存知ですか?
よく誤解されますが、
- ネット・ショッピングをした時点
ではなく、
- 数日後に海外サイトからクレジットカード会社にオンラインで伝票が送られた時点(VISA の場合)
- クレジットカード会社が海外サイトに支払を行う時点(JCB の場合)
の為替で、レート換算がされるのです。
つまり、その数日〜 1, 2 週間に為替レートが大きく変動すると支払額も大きく変わり、得することも損することもあります。
また、用いられる為替レートは外国為替市場の為替レートそのものではなく、通信費用や事務費用などの手数料として約 1.63 % が上乗せされます。
円建てではなく、ドル建てのクレジットカードを持っていれば手数料を節約できますが、シティバンクのドルカードの場合、年会費として 105 ドルが掛かります。
手持ちの円をドルに換えて入金する際には、シティバンクの決めた為替レートに 1 円上乗せした為替レートで換算されます。
ネット・ショッピングの頻度や金額により、自分に合った選択をしましょう。
- 円建てのクレジットカードを使う
- ドル建てのクレジットカードを使う
私は、ネット・ショッピングをするようになってから、クレジットカードを作りました。
クレジットカードには「一般カード」や「ゴールドカード」などがありますが、「一般カード」か年会費無料のクレジットカードで十分だと思います。
今までクレジットカードをお持ちでなかったのなら、入会してから急にクレジットカードが手放せなくなることはあまりなく、余計な機能は不要だからです。
(参考文献:「クレジットカード超活用術」岩田 昭男)
クレジット会社 | 基準日 | 為替レート |
---|---|---|
VISA | 換算日前日 | バークレーズ銀行(ロンドン)の始値の仲値 + 1.60 〜 1.63 % |
MasterCard | 換算日前日 | モントリオール銀行(ブラッセル)の終値の仲値 + 1.0 〜 1.6 % |
JCB | 換算日 | UFJ 銀行(東京)の TTS 始値の仲値 + 1 円 |
AMEX | 不明 | NY または LN 市場相場の仲値 + 1 % |
Diners Club | 換算日 | みずほ銀行(東京)の TTS 始値の仲値 + 1 円 |
(参考文献: 「クレジットカード犯罪・トラブル対処法」末藤 高義
)