「初期の URASAWA」(浦沢 直樹)の巻末には、「浦沢 直樹インタビュー よく気長につかってくれました」(構成・松本 裕子)があります。
ところで、この頃は仕事がコンスタントに入ってくるわけではないし、これから生活はどうなるかなとか、そういう不安感というのはなかったですか。
浦沢 ちょうど「BE-PAL」のマニュアルものの連載が始まったんです。
やたら評判いいんで、学年誌やスピリッツでもマニュアルものやって……。
小器用にまとめるのがけっこううまくてね。
「YAWARA!」を読み切りで 2 〜 3 本描いたところで、いきなり週刊連載してくれって。
「パイナップル ARMY」も始まってたから、それに「BE-PAL」と「YAWARA!」の週刊連載なんて無理だって言ったんですよ。
それまでそんなに長いものはやってないんですからね。
そしたら、スピリッツの編集部が「BE-PAL」にはなんとか交渉する。
だめだったら、月 1 に戻すからって。
そんな気、最初からさらさらないのにね。
それが 86 年頃の話で、そこからずっと今日までその生活が続いているというわけで……。
「ビーパル小僧のアウトドア教本」は小学館「BE-PAL」に連載されていた「BE-PAL MANUAL COMIC ビーパル・マニュアル・コミック」をまとめたもので、時期により題名や作画が異なります。
後述する本庄 敬さんも、作画者に名を連ねています。
| 題名 | 巻数 | 作画 | 連載期間 |
|---|---|---|---|
| ビーパルじいさんのアウトドア教本 | 第 1 巻 | 御厨 さと美 | 1981/7 創刊号〜 1982/9 |
| ビーパル小僧のアウトドア教本 | 第 2 巻 | 内山 まもる | 1982/11 〜 1984/3 |
| 第 3 巻 | 浦沢 直樹 | 1984/4 〜 1987/2 | |
| 第 4 巻 | |||
| 第 5 巻 | 本庄 敬 | 1987/3〜 1991/2 |
御厨さんは連載では "MICKY STORMY" 名義でしたが、単行本では「御厨 さと美」になっています。

「ビーパル小僧のアウトドア教本」第 3, 4 巻と浦沢 直樹さんの初期の短編作品で挙げた単行本と以下を揃えれば、市販されている短編は網羅されるでしょう。
- 「シロは死なない」(作:北方 謙三/絵:浦沢 直樹)
- 「PLUTO プルートウ」(浦沢 直樹 × 手塚 治虫)第 3 巻豪華版付録「羅生門」
- 「PLUTO プルートウ」(浦沢 直樹 × 手塚 治虫)第 4 巻豪華版付録「来訪者」
- 「PLUTO プルートウ」(浦沢 直樹 × 手塚 治虫)第 5 巻豪華版付録「Return」
- 「月に向かって投げろ!」(朝日新聞社「AERA COMIC ニッポンのマンガ」所収)
小学館「ビッグコミックスピリッツ」や学年誌のマニュアルものは、単行本化されていないと思います。
今後、「PLUTO プルートウ」豪華版の付録になるかもしれません。
マンガ以外では、以下の作品があります。
- 「僕らの『ヤング・ミュージック・ショー』」(城山 隆)表紙
- 「洪水の前に」作詞(高見沢 俊彦「Kaleidoscope」所収)
- 「ディランを語ろう」(浦沢 直樹 × 和久井 光司)
- 「ディランを唄う」(和久井 光司)ジャケット画
表紙や挿絵は、他にもあるかもしれません。
ご存知の方、メールを下さい。
「BE-PAL MANUAL COMIC ビーパル・マニュアル・コミック」連載から約 10 ヶ月後に、「パイナップル ARMY」(作:工藤 かずや/画:浦沢 直樹)の読切が小学館「ビッグコミックオリジナル」に掲載されました。
「パイナップル ARMY」の設定は、以下のように決まったそうです。










