「MASTER キートン」(作:勝鹿 北星/画:浦沢 直樹)の単行本には、以下のクレジットがあります。
Cover Design/海野 一雄 + Bay Bridge Studio Inc
「ハンサムウーマン」(画:鎌田 洋次/脚本:プランダ村)の単行本には、以下のクレジットがあります。
Art Direction/KAZUO UMINO
Design/SUMIE MIWA + Bay Bridge Studio
Cover Design, Art Direction, Design の違いがよく分かりませんが、同じ方々が担当していることは分かりました。
別の単行本の装丁を同じ方々が担当すること自体はよくあることです。
小学館の単行本の装丁を確認すると、海野さんや Bay Bridge Studio ベイブリッジ・スタジオの名前はしょっちゅう見掛けます。
両者の表紙を比べてみます。
「MASTER キートン」は黒/「ハンサムウーマン」は赤を基調としており、色数が少ないところが似ていると言えば似ているけれど、タイトルロゴやクレジットの位置が違います。
次に、裏表紙を並べます。
素人目には、そっくりです。
扉はどうでしょうか?
両方とも赤ですが、色は巻により異なるので、タイトルロゴやクレジットの配置や大きさに注目して下さい。
これも、似ている気がします。
最後は目次です。
かなり似ている、と私は思います。
「ハンサムウーマン」の装丁は「MASTER キートン」を意識している、と言えるのではないでしょうか。
では、どうして「MASTER キートン」を意識したのか、「ハンサムウーマン」の登場人物を見てみます。