「空論(創作委員会)さんは長崎 尚志さん」説の情報源
読売新聞 2005 年 7 月 27 日付夕刊。
「空論(創作委員会)さんは長崎 尚志さん」説の時期
2005 年。
「空論(創作委員会)さんは長崎 尚志さん」説の内容
「読売新聞」の記事は、「『漫画プロデューサー』長崎 尚志さん」という見出しで、長崎さんへのインタビューを掲載していました。
現時点でプロデュースとうたったのは『PLUTO』だけだが、その名は、最近あちこちの作品に登場する。
同じ浦沢さんの『20 世紀少年』(小学館)では「協力」、幻冬舎の新雑誌「パピルス」の『机上の九龍』(青木 朋・画)では「構成」、講談社アフタヌーンの『終戦のローレライ』(福井 晴敏・原作、虎哉 孝征・画)では「脚色」。
「空論(創作委員会)さんは長崎 尚志さん」説の真偽
インタビュー記事にあるのだから、真実でしょう。
私は、幻冬舎「papyrus パピルス」の「机上の九龍」は読んでいませんが、青木 朋さんは小学館「ビッグコミックスピリッツ」でも「机上の九龍」(作:空論創作委員会/画:青木 朋)を連載していたことから、両作品の関連が予想されます。
「机上の九龍」の原作は、空論創作委員会です。
「委員会」だから複数の人間が関与しているのかもしれませんが、長崎さんが絡んでいることは間違いないでしょう。
更に、青木さんは小学館「サンデーGX」2004 年 9, 10 月号でも、空論さんと組んで「アクエイリアス〜兎王伝〜」前後編を掲載しています。
こちらは「委員会」が付いておらず、リンク先の著者略歴に、以下のようにあります。
くうろん:いくつものペンネームをもつ漫画原作者。
余談ですが、次号予告は「アクエイリアス〜兎王伝〜」ではなく、「聖王伝〜みずものがたり〜(仮)」になっていました。
そして、後編の最終ページに「第 1 シリーズは来春スタート予定。お楽しみに」とありますが、実際は掲載されていません。
「イリヤッド 入矢堂見聞録」(作:東周斎 雅楽/画:魚戸 おさむ)の最終回のクレジットによると、青木さんは魚戸さんのアシスタントだったようですが、時期は不明です。
また、河出書房新社「KINO キノ」vol.01 の浦沢 直樹 VS 長崎 尚志メガヒット激突対談「浦沢 直樹の売れる理由」(文:大西 祥平)には、以下の談話が掲載されています。
浦沢 最初は(「20 世紀少年」ではなく)違う話をやらせようとしてたらしいんですよ。
長崎 そうだっけ?
浦沢 ほら、『机上の九龍』だっけ。
長崎 はいはいはい。
周囲には次は浦沢さんは SF なら当たるぞって言ってたんですよ(笑)。
浦沢さんが描いたかもしれない「机上の九龍」に思いを馳せるのもいいかもしれません。
2 つ目は、ビッグ・オーさんは長崎 尚志さんです。
- 勝鹿 北星名義の代表作
- きむら はじめ名義の代表作
- ラデック・鯨井名義の代表作