きむら はじめさんの「ゴルゴ 13」での役割

私は「ゴルゴ 13」(さいとう・たかを)を全巻読んでいる訳ではないので、竹熊 健太郎さんの「ゴルゴ 13 はいつ終わるのか?」の「大河マンガ結末予想」の助けを借ります。

余談ですが、「大河マンガ結末予想」の初出は、勝鹿 北星さんは個人ではなく集団?の情報源である、文藝春秋「MARCO POLO マルコ・ポーロ」1993 年 5 月号です。

これらの(ゴルゴ 13 の「出生の秘密」にまつわる)エピソード中、特に重要なものに次の五作品がある。

  1. 「日本人・東研作」
  2. 「芹沢家殺人事件」
  3. 「おろしや間諜伝説」
  4. 「毛沢東の遺言」
  5. 「河豚の季節」
ゴルゴ 13 はいつ終わるのか?

MARCO POLO マルコ・ポーロ

「河豚の季節」はゴルゴ 13 の出生についての「特に重要な」話で、「蒼狼漂う果て」も「特に重要」ではなくても出生の謎に関する重要な話です。

きむら はじめさんが担当した「ゴルゴ 13」の脚本には以下の特徴があり、「ゴルゴ 13」脚本家の中で果たしていた役割の大きさが分かります。

  • 「蒼狼漂う果て」は、ゴルゴ 13 の出生についての重要な話である
  • 「河豚の季節」は、ゴルゴ 13 の出生についての特に重要な話である
  • 「2 万 5 千年の荒野」は、さいとう・たかをさんが「さいとう・たかをセレクション Best 13 of ゴルゴ 13」で絶賛している
  • 「7 号コテージ事件」は、第 200 話記念作品である
  • 「最後の戦場」は、第 300 話記念作品である

きむらさんが「MASTER キートン」の原作を書かなかった/書けなかった可能性は低そうです。

次に、きむら はじめさんと長崎 尚志さんと「ゴルゴ 13」について、検証します。