工藤 かずやさんも原作を書かなかった?

朝日新聞社「AERA アエラ」2005 年 4 月 4 日号に、「浦沢 直樹 現代マンガの作り方」(文:夏目 房之介)という記事が載りました。

「パイナップル ARMY」(作:工藤 かずや/画:浦沢 直樹)について、以下の談話が掲載されています。

「その場で長崎さんが原作者に電話して説得したんだけど結局物別れで、それ以後ほとんど僕と長崎さんで作ったといっていい」

AERA

なんと、「MASTER キートン」だけでなく「パイナップル ARMY」も、原作者が途中で降りている、と言うのです。

浦沢さんの発言通り 2 度も原作者が降りているのであれば、原作者側ではなく浦沢 & 長崎 尚志さん側に問題があったのかもしれません。

文藝春秋「週刊文春」2005 年 5 月 26 日号の記者は、故人である勝鹿 北星さんに取材できない以上、勝鹿さんと組んだことのあるマンガ家さんや浦沢さんと組んだことのある原作者さんにも取材すべきだったのです。

ここで、「MASTER キートン」に関する専門家の見解を追ってみましょう。

1 つ目は、いしかわ じゅんさんの見解です。