「ゴルゴ 13」(さいとう・たかを)のゴルゴは凄腕の狙撃手なので、きむら はじめさんの脚本でも、その狙撃技術が描かれます。
- 「海神が目覚める」
- 波に揺れる船の上から、別の船の甲板にいる標的を狙撃
- 「モナリザの弾痕」
- モナリザの左目を狙撃
- 「穀物戦争 蟷螂の斧」
- 換気口のブラインドの 20 mm の隙間から狙撃
- 「ジーク・ハイル!」
- 150 ヤード先の標的を狙撃
- 「闇の封印」
- ろくに身動きもできない闇の中で、24 時間以上待ってから狙撃
- 「2 万 5 千年の荒野」
- 放射能の漏れた原子炉の中で、少なくとも厚さ 40 mm はあるステンレスパイプの 1 点を狙撃
難易度が高いだけでなく、かなり変わった狙撃もあります。
- 「死の翼ふれるべし」
- 推理小説の密室トリックを成立
- 「軌道上狙撃」
- 宇宙空間で衛星を狙撃
- 「メスリーヌの猫」
- 毒を塗った吹き矢で狙撃
一方、「MASTER キートン」(作:勝鹿 北星/画:浦沢 直樹)では、きむらさんの原作の回かは分かりませんが、「出口なし」でキートンは最初で最後の狙撃をしています。
L 字型銃身からの狙撃という、ゴルゴもびっくりの腕前でした。
また、きむらさんは「ゴルゴ 13」の狙撃失敗も書いています。