「人造人間ハカイダー」は、「95 東映スーパーヒーローフェア」の 1 つの映画として公開したもののディレクターズ・カット版です。
26 分の未公開シーンや、撮り直した箇所や音楽もあります。
「人造人間キカイダー」特撮版と同様に、渡辺 宙明さんが主題曲を担当しているのも嬉しいところ(音楽は太田 浩一さん)。
ただ、「人造人間キカイダー」の世界を敵役ハカイダーの立場から描いたものではなく、原作とは全く異なる、独立した物語です。
キカイダーもちょっとだけ登場しますが、キカイダー 01/キカイダー 00/ハカイダー 4 人衆/ビジンダーは登場しません。
90 分の作品ですが、台詞が少ないので、台詞の紹介は 1 個だけです(笑)。
「人造人間ハカイダー」は雨宮 慶太監督の映画で、北米版 DVD は 2001/5/29 の発売ですが、国内版 DVD は 4 年も遅れて 2005/8/5 に発売されました。
「人造人間キカイダー」特撮版も北米版 DVD が先に発売され、遅れて国内版が出ています。
どうして国内版が後なのか、納得いかないですよね。
でも、東映版「スパイダーマン」DVD-BOX は北米版が出るとは思えないから、引分け?
「スパイダーマン」も北米版が先だったら、「アメコミが原作の日本の番組の DVD を、アメリカで発売して日本に輸入する」という、とんでもなくややこしい話になるところでした(笑)。
「人造人間ハカイダー」の雨宮 慶太監督は、2005 年 10 月からテレビ東京系で放映中の「牙狼 GARO」の原作・総監督をしています。
「ヒーローは金色ではない(パワーアップして金色になることはあったが、最初から金色ではない)」という常識を打破った特撮ヒーロー物です。
#5 時点で、話が全然進んでいませんが、これは意図的に一話完結にして、最初の数話を見逃しても内容を把握できるようにするためだそうです。
その効果があったのか、金曜深夜 1:30 という時間帯にも関わらず、視聴率も健闘しています。
でも、後半(放映は半年の予定)になると前後編も増え、話が繋がってくるそうなので、まだ見ていない方は今のうちにどうぞ。