魔女の宅急便

「魔女の宅急便」(原作:角野 栄子/監督:宮崎 駿)についての雑談です。

「魔女の宅急便」国内版 DVD にも英語の音声や字幕が収録されていますが、送料を入れても「魔女の宅急便」北米版 DVD の方が安いです(笑)。

「魔女の宅急便」の挿入歌は、松任谷 由実さんの「ルージュの伝言」と「やさしさに包まれたなら」です(荒井 由実名義)。

「やさしさに包まれたなら」は 2005/3/10 から、JR 東日本「Suica キャンペーン」の CM ソングになっていました(「JR 東日本」なので、東京・仙台地区のみ放送)。

「魔女の宅急便」ではキキと黒猫でしたが、「Suica キャンペーン」では西原 亜希さんと黒ペンギンです(笑)。

「魔女の宅急便」DVD では、英語音声を選択すると、「ルージュの伝言」と「やさしさに包まれたなら」は SYDNEY FOREST さんの "SOARING" と "I'M GONNA FLY" という曲に置き換わります。


「魔女の宅急便」はスタジオジブリ作品ですが、北米版 DVD はディズニーから発売されています。

そのディズニーが、「魔女の宅急便」を実写版映画としてリメイクする準備を進めているそうです。

まだ「準備」の段階ですが、ハリー・ポッターの魔法ブームにあやかるつもりかもしれません(笑)。

日本アニメのハリウッド映画化といえば、「鉄腕アトム」についてご存知の方、メールを下さい。

ハリウッド版「ドラゴンボール」も、どうなっているのかな?

「ドラゴンボール」は、台湾で実写映画化されています。
「新七龍珠」という題名なので、「七龍珠」もあるようですが、いずれも鳥山 明さんや集英社には無断です(笑)。

こちらで、かなり雰囲気が掴めます。

実写版「ドラゴンボール」には韓国版と香港版もあり、韓国版はこちらこちらで紹介されていますから、 毒を食らわば皿まで。


絵描きのウルスラは、「魔女の宅急便」で重要な役割を果たすのに、本編にもエンド・クレジットにも、キャラクター名が出て来ません。
更に言えば、「魔女の宅急便」原作でも「絵描きさん」です。

名前もさることながら、ウルスラで特筆すべきは声優さんです。
高山 みなみさんが、キキとウルスラを演じています。

つまり、「魔女の宅急便」後半で、キキがウルスラの小屋に遊びに行きますが、高山 みなみさんが一人二役で 7 分 50 秒もたせる、という大技をやってのけているのです(前半でも 2 回計 2 分ほど)。

ちなみに、北米版 DVD では、キキとウルスラは別の声優さんです。

細かいことを言えば、山寺 宏一さんもフクオ(おソノの旦那)と警官の一人二役です。

キキ/ウルスラで一人二役の高山 みなみさんは、「名探偵コナン」では山口 勝平さんと二人一役で、江戸川 コナン(工藤 新一)を演じています。

山口 勝平さんは、「魔女の宅急便」ではとんぼ役です。
ややこしい〜。

更に、「名探偵コナン」で神谷 明さん演じる毛利 小五郎の「眠りの小五郎」を入れれば、三人二役?


「魔女の宅急便」の原作は、角野 栄子さんの童話です。
アニメ「魔女の宅急便」の前半(ぬいぐるみの配達)までは、第 1 巻に基づいています。

13 歳のキキが、魔女の修行を開始するところから始まった物語も、第 4 巻では 17 歳になりました(巻末では 18 歳)。

「魔女の宅急便」の関連年表を作成してみました。

「魔女の宅急便」の関連年表
1919 大和運輸(現ヤマト運輸)創立
1935 角野 栄子さん生誕
1957 ヤマト運輸、親子猫マークを制定
1985 童話第 1 巻「魔女の宅急便」発売
1989 アニメ映画「魔女の宅急便」(スタジオジブリ)公開
1993 童話第 2 巻「魔女の宅急便 キキと新しい魔法」発売
2000 童話第 3 巻「魔女の宅急便 キキともうひとりの魔女」発売
2003 ペーパーバック "KIKI'S DELIVERY SERVICE"童話第 1 巻の英訳)発売
2004 童話第 4 巻「魔女の宅急便 キキの恋」発売
随筆「ファンタジーがうまれるとき 『魔女の宅急便』とわたし」発売
200X 実写映画「魔女の宅急便」(ディズニー)公開?

キャラクター・デザインの違いを見比べるのも一興です。

「魔女の宅急便」のキャラクター・デザイン
作品名 キャラクター・デザイン
アニメ 近藤 勝也
童話第 1 巻 林 明子
童話第 2 巻 広野 多珂子
童話第 3 & 4 巻 佐竹 美保
随筆 くぼしま りお
ペーパーバック Akiko Hayashi