鎌田 洋次さんは、ベテランで安定した実力もあるのに世間の評価が追い付いていない、と私が勝手に思っているマンガ家の 1 人です。
絵柄は、浦沢 直樹さんに非常に近いです。
正確に言うと、鎌田さんの方が先にデビューしているので、浦沢さんが鎌田さんの絵柄に似ています。
更に正確に言うと、鎌田さんの単行本「こんちきちん」が 1982 年の発売で(詳細なデビュー時期不明)、浦沢さんの小学館ビッグコミック新人賞入選が 1982 年/デビューが 1983 年です。
鎌田さんの作品のうち、私が知っている単行本を以下に挙げます。
- 「こんちきちん」(鎌田 洋次)
- 「やけに重たい輪行袋」(鎌田 洋次)
- 「がっちゃ」(鎌田 洋次)
- 「サイ」(作:松橋 孝治/画:鎌田 洋次)
- 「風の翼」(鎌田 洋次)
- 「ほっかほかホンカン」(作:久保田 千太郎/画:鎌田 洋次)
- 「ANSWER」(鎌田 洋次)
- 「つむじ風」(鎌田 洋次)
- 「風の祭」(鎌田 洋次)
- 「タンブリング」(鎌田 洋次)
- 「ブレス」(鎌田 洋次)
- 「ハンサムウーマン」(画:鎌田 洋次/脚本:プランダ村)
- 「WINGS」(鎌田 洋次)
- 「早わかり!航空会社のしくみ」(画:鎌田 洋次/監修:青木 英雄/構成:大月 富美子)
- 「ようこそ庄太郎小屋へ」(鎌田 洋次)
- 「THE BIG WALL」(作:横溝 邦彦/画:鎌田 洋次)
- 「オリンピックの世紀」(作:春場 洲太夢/画:鎌田 洋次)
- 「カモシカ」(鎌田 洋次)
- 「17 歳。」(作:藤井 誠二/画:鎌田 洋次)
- 「私の甲子園」(作:かわさき 健/画:鎌田 洋次)
上記単行本のうち、見落としがちなのが「早わかり!航空会社のしくみ」です。
「集英社版学習漫画」と銘打っており、書店のマンガコーナーにも児童書コーナーにもないことが多いので、鎌田ファンはご注文を。
その他、単行本未収録作品もあります(下記以外にもあると思います)。
- 「命の水 ニッカウヰスキー、夢と情熱の奇跡」(取材・原作:オールマンビジネス研究会)(集英社「MANGA オールマン」2002 年 4 月 17 日号と 5 月 1 日号)
- 「アルプス青空小屋」(山と渓谷社「ヤマケイ JOY」2004 年秋号)
ここでは、「ハンサムウーマン」(画:鎌田 洋次/脚本:プランダ村)を取上げます。