「ハンサムウーマン」の終了理由

小学館「ビッグコミックスペリオール」には、集英社「週刊少年ジャンプ」のようなあからさまな打切はありません。

それにも関わらず、「ハンサムウーマン」(画:鎌田 洋次/脚本:プランダ村)は打切同然に終わります。

  • 「ハンサムウーマン」は、人気がなかったのでしょうか?
    • 人気がなかったのであれば、連載は 2 年間も続かず、もっと早く終了しているはずです。
    • 「ビッグコミックスペリオール」も「ビッグコミックオリジナル」も約 300 ページの雑誌ですが、「ハンサムウーマン」の掲載順序と収録順序から、「ハンサムウーマン」はそこそこの位置に掲載されていることが分かり、人気がなかったとは思えません。
  • 「ハンサムウーマン」の表現や展開に問題があり、抗議を受けたために打切の憂き目の遭ったのでしょうか?
    • 私が読む限り、問題となるような箇所はありません。
  • 「MASTER キートン」(作:勝鹿 北星/画:浦沢 直樹)と「ハンサムウーマン」があまりにも似ているために、勝鹿 北星さんか浦沢 直樹から抗議され、終了に至ったのでしょうか?
    • 似ているのは間違いありませんが、連載が 2 年間続いてから抗議するとは思えません。
    • 脚本や画風が結果として似ているのではなく、「MASTER キートン」と似ている脚本や画風の作家に、「『ビッグコミックスペリオール』でも『MASTER キートン』を」と依頼したものと思われます。
    • 単行本の装丁にも、同様の注文を出したのでしょう。
    • つまり、編集部ぐるみの意図的な類似であり、勝鹿さんや浦沢さんには事前に了解を取っていたのではないでしょうか。
    • そうでなければ、もっと早い段階で終了していたと思います。
  • 脚本のプランダ村さんと作画の鎌田 洋次さんの少なくとも片方に、連載続行不可能な状況が生じたのでしょうか?
    • これはありえます。
    • 構想通りに連載を続けたかったのはやまやまだが、不本意ながら終了したのかもしれません。
    • しかし、読者からはその状況が何か分かりません。

「MASTER キートン」と「ハンサムウーマン」があまりにも似ている、と上述しましたが、プランダ村さんは誰なのでしょうか?