佐藤さんから、メールを頂きました。
漫画で英語を勉強するというホームページを拝見しまして、菅さんの記事を偶然拝読しました。
生前、菅さんとは、何度かお会いさせて戴いたことがあります。
週刊誌の記事も、とても心が痛い内容ですが、当時のことを考えると、菅さんはそんなにせこいことを考えるような人ではないと思います。
もっと大きな夢を漫画という手段を使って、多くの人に理解してもらおうと考えられていたのではないでしょうか。
茨城の緒川村で川口式自然農の講習会の帰りに、益子の自然食レストランで、食事をご一緒させて戴いたことがあります。
その時は、次回の漫画の内容について熱く語られていました。
また、足尾の田中 正造研究会でも、お誘いを頂戴して、ご一緒させて戴きました。
私は不徳にも一回で懲りてしまい勉強会には以後出席しませんでしたが、その時の感じでは、本当に勉強熱心な人だなあ、原作者って大変なんだなあ!と思いました。
その後、私が栃木で知的障碍者グループホームを立ち上げるときは本当に喜んで下さり、名付け親になって下さいました。
ちなみに名前は「草想舎・ソウシシャ」と読みます。
この名前は本当に私にとっても利用者さんにとっても、社会にとっても、お宝であると自負しております。
入院されていたときには、蓬の手作り枕を作ったり、菅さんが喜ばれそうなものを作ったりしてお贈りしました。
本当に残念でなりません。
本当に良い人は早く亡くなってしまうものだと悲しくてなりません。
最後になった「マジンジラ」の表紙裏に一句励ましの句を書いて下さいました。
菅さんという方は、自分が癌なのに、そんな方なのです。
突然のメールでいろいろと書き連ねてしまい恐縮ですが、天国の菅さんに恥ずかしくないような活動を実践していきたい思っています。
菅さんが田中 正造研究会に参加されていたというのは、「SEED」(作:ラデック・鯨井/画:本庄 敬)や「マジンジラ」(作:ラデック・鯨井/画:つやま あきひこ)を考えると、さもありなんという感じです。
折角だから、「PLUTO プルートウ」(浦沢 直樹×手塚 治虫)にも触れておきましょう。
- 勝鹿 北星名義の代表作
- きむら はじめ名義の代表作
- ラデック・鯨井名義の代表作